やさしさのつくり方〜恩恵教育(1)〜

こんにちは(^^)
《親子のための育知コミュ》
管理者の奥山リエ子です。
育知コミュのスーパーバイザー
幸田宗昌先生が考えられた
「恩恵教育」
というものがあります。
子どもが社会で生きて行くために欠かせない
とっても大事な教育だと思うので、
育知コミュのみなさんにも3回シリーズで
ご紹介していきたいと思います。
◆恩恵教育とは?◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
自然の恵み・いろいろな人・ものによる
恩恵や成り立ちを知り、それらに対して心から
「ありがとう」「おかげさま」と
思えるようになる心を育てること。
恩恵教育では、食べ物が食卓にならぶまでに、
どれだけの人たちのお陰様があったのか、
料理してくれたお母さんだけではなく、
食材を売ってくれたお店の方、生産者、
運んでくれた運転手さん、果ては大自然への
恩恵までもさかのぼって考えていきます。
そうすることで、より深い感謝の気持ちが
もてるようになったり、ものの大切さや価値が
より分かるようになっていくのです。
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最初に、
「子どもが社会で生きて行くために」
と書きました。
幼稚園・保育園・小学校・・・と、
子どもたちはすでに子どもの社会で
揉まれて生きていますよね。
うちの子も幼稚園のときからすでに
人間関係で色々な葛藤を体験していました。
恩恵教育では、
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感謝の心は、
人間関係を築いていく上で重要な要素
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だと言っています。
この感謝の心って、
「何かしてもらってありがとう」
だけじゃなくって、
「人やものごとの背景にあるもの
(=恩恵)を見通す力」
を育てていくことが大事なようです。
その力は「想像力」でもあり、
「相手を思いやる力」や「優しさ」に
直結していきます。
「心の優しい子に育ってほしい」
親ならきっと誰もが願うことだと思います。
恩恵教育は、
子どもたちの心の優しさを育て、
素晴らしい人間関係を育てることにも
繋がっていきます。
私もよく子どもたちと考えることがあります。
ありがとうの気持ちが起きた時、
もう一つ遡ってみるんです。
「このありがとうに、
どんなおかげさまが入っているかな?」って。
そうすると、ありがとうが増えて
とっても嬉しくなるんです。
全然難しいことじゃないので、ぜひ、
家庭に恩恵教育を取り入れてみてください(^^)
育知コミュ管理者
奥山リエ子