脳科学的には 「イヤイヤ期」というものは存在しない!

今日は「イヤイヤ期」について書きたいと思います。
ちょっと対象年齢が低いのですが・・・
考え方としては、年齢関係なく
子育ての参考にしていただけるのではと
思うので、ぜひ読んで頂けたら嬉しいです。
2歳頃に訪れるといわれるイヤイヤ期。
「第一反抗期」と呼ばれ、
それまでずっと受け身だった子どもの
ああしたいこうしたいがハッキリしてきて、
ママの意見とぶつかりあう時期のことを
指すそうです。
「魔の2歳」なんて言葉もよく聞きます。
ちょうど2年前、
(うちの次女がイヤイヤ期真っ只中のとき)
最新の脳科学のお話を聞く機会がありました。
そこで聞いたことにびっくり。
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脳科学的には
「イヤイヤ期」というものは存在しない!
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と断言していました。
なんと、イヤイヤ期は環境(親など)が
作るのだそうです。
子育ての講座ではなかったので、
これくらいの情報を聞いただけでしたが、
私、凄~く納得しました。
ここからは、
私がイヤイヤ期は自分で創っていたな〜
と思えた体験を書こうと思います。
(2年前に奥山のブログで書いたものをまとめています)
2歳になって少しすると、次女は確かに
「イヤ~!」とよく叫んでました。
何か話すと、とりあえずなんでも
「イヤ」と言ったりします。
だから例えばごはんの時何を出しても
「食べない、イヤ!」とかありました。
長女の時だったら確実に、
「えっ!?イヤじゃないでしょ食べてよ~!
あなたの食べれるものばっかり考えて
つくったんだから~!」
なんて反応してイラッ。
「絶対食べてよ!」と思う私と、
「絶対食べない!」という長女で
ぶつかる・・・ なんてことがよくありました。
それが次女の時は、
「じゃあ食べなくてもいいよ~」と
余裕に反応できて、イライラどころか
かわいいなあと思えるようになってました。
そうすると、イヤ!の連発にも飽きたのか、
2か月くらいで言わなくなったんです。
もちろん、あれしたいこれしたい!という
びっくりな主張はたくさん出てくるし、
この時間に家出れないと
ホントマズイんですけど!と、
冷や汗かくこともあったりしました。
でも長女と違って、全然私とぶつかる
イヤイヤ期じゃなかったんです。
次女のとき、私の反応が変わって、
イヤイヤ期がなくなったのは、
2番目の子どもだから、一度経験してるから
がもちろんあると思います。
でも、経験していても、同じように
反応してしまうってことだってありますよね。
私の場合は、長女の時にこのイヤイヤ期で
自分のパターンがよく見えてきて、
本当に反省してこれは変わらないと!
と思えたからだと思います。
ご飯のことで書いたように、長女のときは
自己主張が激しくなってきたこの2歳頃、
長女の「自分がこうしたい!」に対して、
私は私の都合があるわけです。
最初は優しく説得してみたり、
代替案をだしたりしてみるものの、
それでも私の思うようにならないと、
人と約束してるのに!とか、
ここでこれしないといけないのに!
というプレッシャーも加わり
強引に娘を動かすことをしていました。
だから、デパートで癇癪を起こし
ひっくり返って泣いて手が付けられなくなる
こともありました。
一番ひどかったのは、家の前の道路で
私に近寄らせないで、
1時間、大声で泣き続けた時。
この時、こんな出来事を
引き起こしてしまったことを本当に反省して、
しっかり掘り下げてみたところ、
○自分が思い通りにならないと力づくで
(強制的に)長女を動かそうとする
パターンがあること。
○長女の気持ちに寄り添うことが
足りなかったこと。
がとてもよく見えてきました。
しかもこれは子どもだけにやっていた
ことではなかったんです。
大人の他人に対しても、
実際に力づくの行動はしませんが
意識として強制的な部分があったこと、
それは、相手の気持ちに寄り添うことが
できてなかったからだとわかりました。
その時実は全然別の、仕事のことで
ある人に対してとてもイヤな思いを
していたのですが、
その原因がこのパターンにあったんだ
ということまで腑に落ちたんです。
それに気づかせてくれた長女に対して、
「今まで本当に申し訳なかったな・・・」
という気持ちと、
「気づかせてくれて有り難いなあ」
という気持ちがふつふつと起こりました。
涙もたくさん出てきました。
自分がどれだけ子どもに対して
傲慢だったのかということがわかり、
本当に反省できてから
イヤイヤ期が変わりだしたんです。
このときを最後に、
長女が泣いて手が付けられなくなることは
なくなりました。
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イヤイヤ期は環境(親など)がつくる
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イヤイヤ期の「反応」は
環境(親など)がつくる
が正確かもしれませんが、
自分の体験で本当に納得したのでした。
私のイタい体験談でしたが、
イヤイヤ期や反抗期といった枠にとらわれずに
子どもと向き合っていく参考になれば
嬉しいです。
奥山リエ子