大丈夫?親子間モラルハラスメント(2)

前回は、
‘モラハラ’の勉強会で学んだことや
ちょっと振り返ってみてほしいことを
書きました。
自分を責める必要はまったくないのですが、
「こどものために」
をたまに見直してみて、
ちょっとハッ!とするようなことがあったら
改善していけたらいいなあと思うのです。
さて、ハラスメントとは、
支配的な言葉や態度で人格否定や蔑み、
尊厳を傷つけたり、空気を悪くさせる、
精神的な追い詰めをすること。
今日はハラスメントの中でも
紙一重になりやすいような
注意が必要なものの一つを紹介しますね。
「受動攻撃」と呼ばれるものです。
これは、
「受身的、消極的、間接的に
不満や怒りを表出し、 相手を攻撃、支配、操作する態度」
と定義されているのですが、
具体的にどういうことかというと・・・
●相手を不安にさせる言動や無視。
(相手がわからないという状態をつくる。)
人はわからない状態が一番不安を感じる。
●ドアを大きな音で閉めたり、
食器をわざとガチャガチャ音を立てて洗う、
電話をガチャンと切るなど、
不機嫌な言動によって
相手に察することを期待する。
●「いいですよ」と了承しておきながら、
後からため息をついたり、迷惑がって
本当は良くないというメッセージを送る
裏メッセージ
●「私のほうが迷惑を被っている。
あなたが無能、ダメだから
私がこうせざるを得ない。」
と、自分に非があることを
相手のせいにする。
●自分の都合の悪い話になると、
「どうせ私のことが嫌いなんでしょう!」
「自分のことをバカにしている!」
などと言って、話の本筋からずれて
相手の罪悪感を刺激する言葉を話し、
相手に言いたいことを言いにくくさせる
・・・など。
結構あるあるじゃないですか!?
そう、人とのコミュニケーションで使う、
普通のアプローチの一つでもあるのです。
でもここで、
強い立場の人が、
繰り返しして相手を追い詰めているとか、
無自覚にやっているとなると、
ハラスメントになってくるのだそうです。
今回、色々と教えてもらって、
知識って大事だな〜って思いました。
「そんなつもりはなかった」
は、ハラスメントの特徴でもあるので、
この言葉を、後から言わないためにも
ぜひこの知識を活かしていただけたらと
思います。
12/6(金)には、
モラハラのこと、性教育のこと、
感情のコントロールのこと、
普段感じていることをお話ししあえるような
お茶会にしたいと思います。
ご興味がある方はぜひ予定を空けておいてくださいね。
育知コミュ
奥山リエ子