学校は、枠の中に入れるのではなく本人の枠を広げるために。

以前少し書いたことがあるのですが、

うちの小2の娘は、1年生の3学期から
学校にほとんど行ってません。
(正確にいうと、クラスに入りません。)

(夏休み前は私と一緒に学校の会議室で自習してみたりもしました)

 

長い期間、子どもが
学校に行きたがらなかったり
学校に行かなかったりすると、

 

「学校には行かなければならない」

という固定観念から自由な方でも、

 

学校とのつながりを作れるように、
嫌でも少しの時間でも
足を運ばせた方がいいのか、

本人が行きたくないなら
行かせない方がいいのか、

悩んでいる方も
いるんじゃないかと思います。

 

私もしばらく考えていました。

 

今日は、今でている私なりの結論と、

娘が学校に行きたく
なってからどういう意識でいたのか?
を書きたいと思います。

 

 

私がとにかく徹底したのは、
気持ちに共感すること。

 

「行きたくない理由を聞き出さない」
という話もあるかもしれませんが、

私は、子どもがどんな気持ちに
なっているのか知りたくて、
少しでも感じたくて、
教えてもらっています。

 

「ママはあなたのその嫌な感じ、
苦しいと思う感じが知りたい。」

って。

 

聞き出さない方がいいというのは、

本人も理由はよくわかっていないからとか

学校に行かないことを責められている
と感じるから

ということだと思うのですが、

 

学校に行かないことを
責める気持ちを持ったまま聞いたら、
そりゃあ子どもにも伝わると思うんです。

 

だから、同じような質問をするにも、
どんな意識で言っているのかが
大事だと思っています。

 

子どもの気持ちが
理解できればできるほど、

じゃあ今どうするのが最善かが
見えてくると思って
私は聞いてきました。

 

そして、

「ママは行きたくない気持ちを
わかってくれている。ママにだったら
話しても悪くはならない。」

と思ってもらうことも大事だと思って。

(実際本人がどう思っているかは
わからないですが・・・)

 

そうしてきたことで、
行きたくなくなった理由は
娘との対話を繰り返して
スクールカウンセラーさんともお話しして
なんとなく掴めてきました。

 

ワクワク楽しいことが大好きで
好奇心旺盛だけど、
気が乗らないことは絶対やりたくない。

だいぶ繊細で恐怖心が強い。

怒られることが大嫌い。

 

一口に学校に行かないと言っても、

一人一人環境は違うし、
個性も違うし、
行きたくない理由も違うので、

これから書く事は、
うちの娘のケースでということで
聞いていただきたいです。

 

「学校行きたくなければ
もうずっと行かなくていいよ!」

と言うのは、私にとっては
ある意味ものすごく簡単だったり
するのですが、

そうしていない理由があります。

 

それは、私は人なら誰でも
課題ってあると思っていて、

娘の肯定感という土台が
もっと強くなったら、
今は苦手なことにも
ちょっとづつチャレンジして、

受け入れられるものの枠を
広げていけるように

と考えています。

 

大事なのは、

枠に中に入るように
無理させるのではなくって、

本人の枠を広げること。

 

学校に行く行かないは
その方法の話だと思っています。

 

だから、無理には行かせないけれど、

抵抗感や苦手意識を
どうしたら払拭できるかな?

とか

この授業だったら行ってみようかな
とチャレンジする気持ちに
どうしたらなれるかな?

ということに意識を使っています。

 

2学期は分散登校で、
クラスの人数半分づつ、
1日置きでの登校からスタート。

さて、どうなるかな・・・。

 

育知コミュ管理者
奥山リエ子

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