(1)子どもは大切な預かりものである

 

まず最初に質問です。
自分のお子さんを何%くらい
「大切な預かりもの」と思えていますか?

 

全く思ってなかった!という0%から、
聞いたことがあって知っていたけど
意識し続けられなくって忘れることの方が多くてという方、
ずっと思えている方と、様々だと思います。

 

なんで預かりものという考え方が必要なのかというと
「大切にする」気持ちが働くから。
でも、知っていても、
そうできないということもありますよね。

 

そんな時はぜひ「なんで大切にできないのかな?」と
自分に問いかけてみてください。

 

例えば、他人の子どもにはこんな言い方、
あんな態度しないのに、
自分の子どもにはこれくらいしていいという
前提や価値観を持っていたりします。

 

心理学の世界においては、
母子間による本能的な問題もあるようですが
「甘え」や「なれ合い」によるものは
人間関係全般において注意したいことでもあります。

 

そして、ぜひ参考にしていただきたいのが
皇室の教育に対する考え方で、
「子どもは玉(ぎょく・宝石の意味)」
として大切にするそうです。
だから言葉の暴力も体罰も絶対にない。

いきなり皇室のような子育てと言われても、
難しくて現実的ではないと思われるかもしれません。

でも、こうやって自分の中の
前提や価値観を見直してみるヒントにしてみるのはオススメです。

 

本当に子どもにとっていい子育てをしたい!と思ったら
子どもの「自己肯定感」や「才能」を伸ばすために、

宝石の原石を磨き出すつもりで、
やがて素晴らしい輝きを社会に放てる人間になるように

それまで「大切な預かりもの」として
向き合ってみてください。

 

(2)子どもの無限なる可能性を信じる

 

生まれた時、自分の子どもにどれだけ能力があるかなんて、
誰にも絶対にわからないですよね。

 

だから、100%あるという前提なんです。
もっといえば天才だという前提。

 

でも、何年か子どもを育ててきて、
いや~うちの子は天才にはならないだろうな・・・
と感じている方って多いと思うんです。

 

世界規模のリサーチがあるのですが、
天才を育てたお母さんのほとんどが、
まさかそんな才能を持っているなんて知らなかったそうです。

 

だから、
「知らない・わからないのだから、決めないで!」
・・・と言いたいのです。

 

天才性は、誰でも必ずあります。

 

ただ、天才というと、IQが高いとか、
ノーベル賞というイメージがあるかもしれませんが
そういう天才ではないけれど、
世界的な発明や各分野でものすごく貢献した
才能はたくさんあるんです。

 

だから、天才といっても自分が知っている
概念(範囲)だけではないので、
自分の知っているカテゴリーに入っていないから
天才じゃない、というように決めつけない方がいいのです。

 

今日からはぜひ「何かある前提」で子どもを見てください。
そして、「普通」や「みんな」という漠然とした比較で
子どもの行動に×(バツ)をつけるのもやめましょう。

 

むしろ「この子はおかしいのでは?」
と思えるぐらいの方が
天才性を発揮しやすいというデータもあるんです。

 

子どもの天才を宝探しのような感覚で接してみると
子育てもワクワクが出て楽しくないですか?

 

「みんなある、何かある!」前提で
毎日少しでも無限の可能性を信じて接してあげてください。

 

(3)子どもを鏡(自分自身)だと思って観る

 

生まれてから、有形・無形(言葉・感情・食べ物など・・・)
親が与えたさまざまなもので子どもはつくられていますよね。
だから、「何でこの子こうなんだろう?」というときには、
自分が与えたものを振り返るんです。

 

例えば、兄弟喧嘩をしているときに、
上の子が下の子に向かってキツい言い方をしているのを聞いて、
「うわっ!これ私の言い方と同じ!」
というのはよく聞く話です。

 

人の子育て体験談からもいろいろと学べますが、
何よりも一番学べるのは我が子からです。

 

だから、子どもを観察することで、
私たちは自分自身が与えてきたものを知ることができて、
これからどういう風にしていけばいいか?
というヒントも沢山いただけるんです。
子どもは一番わかりやすいトレーナーといっても過言ではありません。

 

そして、このことが深く納得できるようになると
自分の意識・考え・行動が変わることで
子どもも瞬時に変わったり、
面白いように成果をみせてくれるようになります。

 

最初は嫌な面を見せられる鏡と受け取ってしまったとしても、
だからこそ変えられる!いい子育てができる!という
前向きなモチベーションと
ありがたい気持ちに変わっていくはずです。

 

 

〜第一回育知力UPのお茶会より 〜